全国最多の重伝建地区いしかわの八ヶ所めぐり1泊2日

ツアー概略

 国が指定する「重要伝統的建造物群保存地区」は、全国41都道府県82市町村で100数箇所。その内の8箇所が石川県内にあります。京都府(7箇所)よりも多くなっています。

文化財保護法でいう伝統的建造物群保存地区とは、城下町・宿場町・門前町・寺内町・港町・農村・漁村などの伝統的建造物群およびこれと一体をなして歴史的風致を形成している環境を保存するために市町村が定める地区を指します。

石川県内には歴史と文化に深みがあり、建築や景観・歴史・伝統文化などに興味がある方には北陸石川を知るとても良い企画だと思います。この重伝建地区を1泊2日ですべて見学する充実の企画です。

出発日

 平成29年3月より、団体貸切にて承り中(受注型企画旅行):お問合せ下さい 

料金の目安

    大人 25,000円~35,000円
    小人 22,000 円~30,000円(3歳~中学生未満)(2歳以下は無料)

実施人数

    8名~30名程度

その他

食事条件:朝1回、昼2回、夕1回
添乗員:20名以上の場合は同行、19名以下の場合は乗務員が案内します
交通機関:貸切バス・ジャンボタクシー

旅程

日次 旅程
1日目

09:40 小松空港(集合)

10:10 加賀橋立地区(船主集落)北前船の里資料館・蔵六園など

11:30 加賀東谷地区(山村集落)赤瓦・炭焼き煙り出し形式の山村など

12:20 道の駅こまつ木場潟(昼食)

14:10 白山白峰地区(山村・養蚕集落)山岸家・白山本地堂など

16:00 金沢寺町台地区(寺町)

17:00 金沢市内(泊)   

2日目

08:30 ホテル  

08:40 金沢ひがし茶屋街・主計町(茶屋町)

ーーー 卯辰山麓(寺町)・武家屋敷跡

ーーー 金沢21世紀美術館・金沢駅鼓門など

11:30 千里浜海岸なぎさドライブ(昼食)

14:00ー輪島黒島地区(船主集落)北前船回船問屋角海家

15:50 能登空港(解散)

見どころ

加賀橋立地区(船主集落)

加賀橋立は、石川県南西部の日本海沿岸部に位置し、江戸後期から明治中期にかけて活躍した北前船の船主や船頭が多く居住した集落である。保存地区には往時の様子を伝える船主屋敷が起伏に富む地形に展開している。船主屋敷の主屋は切妻妻入で、屋根は赤茶色の瓦葺き、周囲には板塀や土蔵が配される。敷石や石垣には淡緑青色の笏谷石が使われ、集落に柔らかな質感を与えている。
北前船主の館 蔵六園

加賀東谷地区(山村集落)
加賀東谷は加賀市の東南部に位置し、大日山を源とする動橋川と杉ノ水川の上流域に点在する4つの集落で構成される。これらの集落は藩政期より製炭業で栄え、明治前期から昭和30年代までに建てられた主屋や土蔵等が群として残る。主屋は二階建、瓦葺、煙出し付の形式で統一され、これらの伝統的建造物群と周囲の自然環境が一体となり、歴史的な山村景観を形成している。
加賀東谷地区 重電建
白山白峰地区(山村・養蚕集落)
白峰集落は鎌倉時代に集落が形成されていたと推測され、霊峰白山の麓に位置し、日本屈指の豪雪地という厳しい自然環境の中から独特の文化を生み出してきた。江戸時代前期から白山麓18ケ村の取次元を代々務め、3階建ての土壁が特徴的な「山岸家」を中心として、狭い河岸段丘上に約250戸の大壁造りの家屋が密集する町並みは、山間地と思えない町場のような集落であり、日本の山村集落の中でも稀少な存在である。

白峰重伝建

金沢寺町台(寺町)

金沢寺町台は金沢城の南西、犀川の南に位置し、加賀藩主前田家墓所へと至る旧野田道沿いに形成された野田寺町と、白山への参詣路である旧鶴来道沿いに形成された泉寺町からなる。野田寺町は、直線的な街路に沿って寺社が整然と建ち並び、泉寺町は、境内地の通り沿いに町家が連なる寺社門前地が形成された。二つの寺町が特徴的な景観を有し、その対比が保存地区の魅力のひとつとなっている。
金沢 寺町 重伝建

金沢ひがし茶屋街・主計町(茶屋町)

 ●ひがし茶屋街(茶屋町)は、文政3年(1820)に、犀川西側の「にし」とともに「ひがし」の茶屋町として浅野川の東につくられた。このときに、旧来の不整形な町割をあらため、整形な街区が形成された。街路に面して、一階に出格子を構え、二階の建ちを高くして二階に座敷を置く茶屋町らしい町家が連なり、全国でも数少ない茶屋町の風情をよく残している地区である。
金沢 ひがし茶屋街 重伝建

●主計町(茶屋町)は、茶屋町としての形成時期は明確でないが、明治期には成立していたもとの考えられている。一階に出格子を構え、二階の建ちが高い茶屋建築の町並みが残り、明治後期から昭和初期にかけて三階建てに増築されるなど時代相をよく伝え、前を流れる浅野川と共に良好な景観を形成している。平成11年には全国で初めて旧町名が復活した町でもある。
金沢 主計町 重伝建

金沢卯辰山麓(寺町)
 卯辰山麓は金沢城の北東、浅野川の北に位置し、卯辰山麓の傾斜地に広がる。元和・寛永期(1615~44)に城下町の要所に形成された三寺院群のひとつで、旧北国街道から卯辰山の中腹に向かって伸びる藩政期からの細街路や町割が今も色濃く残る。街路の突き当たりあるいは街路沿いに寺社が配され、伝統的な町家と渾然一体となった特徴的な景観を有する。
金沢 卯辰山麓 重伝建
輪島黒島地区(船主集落) その他

輪島黒島地区は能登半島、輪島市の西南に位置し、海岸段丘上に細長く形成されている。江戸後期から明治中期にかけて活躍した北前船の船主や船頭・水夫が多く居住した集落で、今でも昔ながらの町割がよく残されている。平入・妻入の主屋が入り交じる一方で、黒釉薬瓦に格子、下見板張りといった要素が町並みに一定の統一感をもたらしている。
能登 黒島地区 重伝建

 ●金沢駅:鼓門ともてなしドーム
米国の旅行雑誌に「世界でもっと美しい駅」の一つに選ばれた金沢駅。ガラス張りのモダンな「もてなしドーム」と和風の伝統芸能に使われる鼓をイメージした「鼓門」。金沢の新しいシンボルとして親しまれている。金沢駅 鼓門

●金沢21世紀美術館

江戸時代から豪華絢爛、北陸地方の文化の中心地であった城下町金沢で生まれた新しい文化の発信地、2004年の開館以来そのオリジナリティ溢れる展示、建物、試みが世界中から注目を集めています。恒久展示の作品、企画展、イベント、そして建物の斬新さは開館当初から話題を呼び、日本のみならず、世界中から多くの人々がこの美術館を訪れるようになった。
金沢21世紀美術館

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