ツアー概略
北前船の重要な中継地であった石川県加賀地方の寄港地(美川・安宅・橋立・瀬越・塩屋)を訪ね、その歴史や 文化に実際に触れてみて、日本海で活躍した豪商の面影やロマンを感じとります。そこから生まれたとされる保存食(魚の発酵食品)糠漬け・粕漬けの中でも猛 毒を持つ「ふぐの卵巣のぬか漬」は「食の世界遺産」といわれます。その究極の食品の製造・加工場を見学します。「食」の石川県観光スペシャルガイド荒木敏明氏より説明・解説してもらいます。
北前船寄港地の中でも橋立港は船主集落としては国内初の国の重要伝統的建造物保存地区に選ばれています。
また、瀬越の「竹の浦館」では実際に豆腐づくりや味噌づくりなどの食の体験を行い、昔ながらのかまどで枯松葉の火で炊き上げた「こっさめし」などで昼食をとります。
宿泊は当時航海から帰った船頭達が1週間から1ヶ月間湯治に行ったとされる山中温泉に1泊します。
出発日
平成28年4月より、毎週水・木・金曜日(特定日は除きます)グループ・団体貸切承り中(受注型企画旅行):お問合せ下さい
ツアー料金 旅行代金の目安です
大人 26,800円
小人 23,800 円(3歳~中学生未満)(2歳以下は無料)
3名1室:@2,100円追加
2名1室:@3,150円追加
申込金@5,800円 残りの旅行代金は旅行当日係員にお支払い頂きます。(募集型企画旅行の場合)
参加人数
限定22名 (最少催行人数10名)
その他
食事条件:夕1、朝1、昼2、
添乗員:同行
交通機関:小型バス又は観光タクシー
旅程
日次 | 旅程 |
1日目 |
8:45 金沢駅・美川駅・小松空港集合 9:15 本吉(美川港):ふぐのぬか漬粕漬 加工場・呉竹文庫 11:30 安宅港:安宅住吉神社 12:30 橋立港:民宿北前船 14:30 豪華絢爛!大富豪北前船主の面影を見学 16:15 山中温泉(泊) 翠明 |
2日目 |
9:00 旅館出発 9:40 塩屋港・瀬越港:竹の浦館 13:30 JR加賀温泉駅で解散 |
見どころ
「食の世界遺産」フグのぬか漬・粕漬加工場(本吉港) |
奇跡の毒抜きと呼ばれる、石川県が誇る食の文化遺産「ふぐのぬか漬」特に猛毒のふぐの卵巣のぬか漬は食の世界遺産のNo1候補と言われます。 「こんかニシン」「ふぐの粕漬け」といった珍味も北前船とゆかりが深いとされています。本吉港に北前船が出入りした頃、瀬戸内の「塩」と北海道の「海産物」が組み合わされて出来上がったものといわれています。漬物の中で、ふぐの猛毒が詰まった卵巣を糠漬などの製品にする免許を取得できるのは、全国でも石川県だけです。石川県の観光スペシャルガイド㈱あら与7代目主人の「荒木敏明氏」より説明していただきます。奇跡の毒抜き(北陸の旅ブログ記事より) |
呉竹文庫(本吉港) |
旧北前船主、通称「熊源」の熊田屋分家三代目源太郎が、大正4年から蔵書を一般に公開し、大正11年に私立図書館の形態で開館した。戦後40年あまり、休館状態の文庫を再生のため、美川町が、創設者の遺志を継いで施設を運営。14,000冊余りの蔵書や古文書の閲覧、美術品を展示しています。呉竹文庫(白山市ホームページより) |
安宅住吉神社(安宅港) |
その昔、源の義経一行は難関 「安宅の関」を見事突破できたのは、安宅住吉の大神の御神徳の賜物と感謝の祈りを捧げました。歌舞伎十八番のひとつ勧進帳で全国に有名になった「安宅の関」に隣接する全国唯一の難関突破の守護神を祭る。北前船の航路の安全を祈願し沢山の船絵馬が奉納されています。 |
北前舟の里資料館(橋立港) |
旧北前船主酒谷家の7代目長平が明治9年に建てたものです。30畳の大広間(オエ)を含めて部屋数17室、土蔵、物置8室、風呂場2ヶ所、便所3ヶ所あり、座敷部分の床下には銅版が巻かれ腐食しないように工夫されています。オエの柱には8寸角の欅、正面大戸には秋田杉の一枚板が使用され、財力にまかせて産地から北前船で直送させたと思われ、北前船主の豪勢な暮し振りがうかがわれます。北前船の里資料館ホームページ |
北前船主屋敷:蔵六園(橋立港) |
旧北前船主酒谷の分家で当時訪れた大聖寺藩主前田利鬯が六角形の庭石をみて蔵六園と名づけたとされています。蔵六とは亀のこと。絢爛と花咲いた北前文化がいきづいていて、建物と共に庭の美しさと、そこに四季折々に咲く野草が心癒してくれます。お抹茶やコーヒーをいただけるティルームもあります。 |
山中温泉 |
山中温泉は、石川県加賀市にある、情緒あふれる温泉です。伝統芸能にふれることができる「山中座」をはじめとした観光スポットを見たり渓流を散策したりと、1時間くらいで巡る事ができる、ほどよい大きさの温泉街です。 春から秋にかけて北前船で航海した船頭さん達が、冬が近づくと家に帰り、山中温泉に来て、一週間から一ヶ月も滞在し、湯治をしました。航海中に覚えた江差追分をお湯の中で唄い、それを外で聞いていた浴衣娘(ユカタベ)達が山中訛でまねをしたのが、民謡・山中節の起源といわれています。1300年の歴史ある良質な温泉と文化、豊かな自然をお楽しみ下さい。 |
竹の浦館(瀬越・塩屋港) |
北前船主が寄贈した旧瀬越小学校を昔懐かしい木の温もりで蘇らせ、「竹の浦館」として”NPO法人竹の浦夢想塾”が運営しています。北前船の時代からあった鯖やニシンの糠漬け(へしこ)を復活する活動や、自然体験・料理・工芸教室などを行っています。そば打ち・豆腐づくり体験や昔懐かしいかまどで炊いたご飯(こっさめし)などで食事をします。 竹の浦館ホームページ |